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一口法話


「除夜の鐘」撞きって なに?

投稿日:2005年12月15日

挿し絵 寺院では12月31日(大晦日)の夜、除夜の鐘を撞きます。
これは、百八の煩悩を沈め、除き、心新たに新年を迎えるという行事であります。
大雄寺では、多くの参拝者の内、希望する人が一人一回梵鐘を撞くことができます。
皆さまもどうぞ、お出かけ下さい。

ところで、この百八の煩悩は、私たち人間の心の内にある、怒り・貪り・愚痴を言う、三つの弱い心に代表されます。(仏教で三毒、貪・瞋・痴)
人間誰もが宿す弱い心(三毒)を態度に表し、口で発しますと、人間関係がうまく行かない。
例えば、食事の席、粗末な食べ物で不平不満を言うことで喧嘩の場になってしまいます。
こんな時作ってくれた人に思いやりの心を持てば、楽しい食事の席になります。
貪ったり、怒ったり、愚痴を言ったりすることを制御し、除くよう努力することが大切。

皆さまが良く知っている「西遊記」という物語があります。
このお話は、シルクロードを舞台に玄奘三蔵法師が、三人の付き人を従い唐の都長安からインド天竺まで旅をし、仏教経典を頂くために数限りない魔物や妖怪を退治しながら長い旅を続け、数多くの仏典を持ち帰り翻訳をしました。
ここに登場する孫悟空は、些細なことでも直ぐにカッと怒る、猪八戒は、貪欲。
沙悟浄は、愚かさからくる愚痴。
玄奘三蔵は、これら三人を制御、コントロールすることで偉大な事業を成しうることができたのであります。
つまり、玄奘三蔵の心の中に猪八戒(貪)、孫悟空(瞋)、沙悟浄(痴)の三毒を宿すが、これを制御して偉業を成し得たのである。
この西遊記は、単なる空想物語ではなく、仏教の教えをわかり易くしたお話であります。

三毒を除き、新たな年をお迎えいたしましょう。

大雄寺住職 倉澤良裕 記す



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